携帯の「実質◯円」は、割引を全部積んだ後の数字です

携帯料金の比較が分かりにくいのは、広告に出ている月額が複数の割引を全部適用した後の金額だからです。 家族割・光回線とのセット割・クレジットカード払いの割引・期間限定の割引。 これらは一つでも条件から外れると消え、そのぶん請求額が上がります。 比較の段階でそれを織り込んでおかないと、契約してから数字が合わなくなります。

まず「誰でも無条件の価格」で並べる

月10GBを使う人が、その容量で契約できるいちばん安い月額(税込・割引なし)です (ワットクが各社公式で2026-08-05に確認した価格)。

プラン区分月額(割引なし)
IIJmioギガプラン(音声SIM)格安SIM1,400円
mineoマイピタ(デュアルタイプ)格安SIM1,958円
LINEMOベストプランオンライン専用2,090円
povo2.0povo2.0(期間トッピングを30日換算)オンライン専用2,170円
ahamoahamoオンライン専用2,970円
UQ mobileコミコミプランバリューサブブランド3,828円
Y!mobileシンプル3サブブランド4,378円
ドコモドコモ MAX大手8,448円

同じ10GBで、IIJmio1,400円からドコモ8,448円まで6の開きがあります。 年額にすると84,576円の差です。 大手の大容量プランが高く見えるのは、 それらが割引前提の価格設定になっているためでもあります。

割引は「金額」ではなく「条件」で見る

割引そのものが悪いわけではありません。条件を満たし続けられるなら実際に安くなります。 問題は、条件が崩れる場面が生活のなかに普通にあることです。

  • 家族割 — 回線数で割引額が決まる方式だと、家族が1人抜けた時点で 残った全員の割引額が下がることがあります
  • 光回線セット割 — 引っ越しで光回線を解約・変更すると同時に消えます。 携帯を安く保つために光を選ぶ、という本末転倒も起きがちです
  • カード払い割引 — 指定のカードでの支払いが条件。カードを解約・変更すると消えます
  • 期間限定の割引 — 6ヶ月・12ヶ月で終わります。終わった後の金額が実力値です

ワットク携帯料金の比較では、割引を適用した金額で順位を作らず、無条件の価格で並べたうえで「条件つき割引の内容」を分けて表示しています。条件を満たせる人は自分で引き算できますが、 最初から引かれた数字からは元の金額を復元できないためです。

「使った分だけ」と「事前に選ぶ」は別物

料金表を比べるときに混同されやすいのが、この2種類です。

  • 段階制(使った量で自動的に決まる) — 使わなかった月は安くなりますが、想定より使った月は自動的に上の段階へ上がります
  • 容量選択制(事前に選ぶ) — 月額は動きませんが、足りないと速度制限か追加購入になります。 選び間違えると、使わない容量に払い続けることになります

毎月の使用量が安定している人は容量選択制、 月によって大きく違う人は段階制のほうが噛み合います。 自分の使用量は、各キャリアの会員ページやスマートフォンの設定画面から確認できます。

乗り換える前に確認する4点

  1. 割引を全部外した月額はいくらか — これが実力値です。広告の金額ではなく、この数字で比べます
  2. 条件が外れる場面があるか — 引っ越し、家族の独立、カードの変更。数年以内に起きそうなら割引を当てにしない
  3. 通話料は別か — 料金表の月額には通話料が含まれないことがほとんどです。 かけ放題オプションを付けるなら、その金額も足して比べます
  4. データを繰り越せるか — 月ごとの使用量にムラがある人には、繰り越しの有無が実質的な容量差になります

結論

携帯料金は、割引をすべて外した価格で比べてから、割引を足し戻す順番で見ると判断を間違えません。 同じ使い方でも、無条件の価格には年間で数万円の差があります。 まずは自分の使用量を確認し、その容量での無条件価格を並べるところから始めてください。

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※ 金額は各社公式の公表価格(税込)をもとにした確認日時点のもので、 通話料・オプション料・端末代は含みません。料金改定やキャンペーンで変わるため、 申込前に必ず各社公式サイトでご確認ください。 当サイトはアフィリエイトプログラムにより事業者から報酬を受け取ることがあります。